高校を卒業して、あっという間に24年が経ちます。今でも高校時代の思い出は鮮明に覚えています。
小学生のころから和菓子職人になることを考えていたので、高校受験をするかどうか真剣に悩みました。親や中学校の先生と相談し、四高だけ受験しました。だめだったら修行に行くつもりでしたが、運よく合格しました。
入試の際、グラウンドの中央に腕組みして仁王立ちしていたサッカー部の小原先輩、とても怖かったです。在学中はサッカー部に所属し、下手なりに一生懸命みんなと汗をかきました。勉強はさっぱりできませんでしたが、たくさんの友達ができました。いまでも私の財産です。
2011年に26回生の同期会を開催しました。100名近く参加し、非常に盛り上がりました。
現在の私は、高校卒業後に家業である「竹芳」に入社し、和菓子職人をしております。先代の父が他界して15年、悩みながらも和菓子の魅力を伝えようと悪戦苦闘中です。
日本の四季を感じながら和菓子で表現し、和菓子を通じて様々なことを学んでおります。在学中より勉強中です。また、子ども達にも和菓子を好きになってもらいたいと小学校や子ども会などで和菓子教室を開催し、和菓子ファン拡大中です。
先代が残してくれた言葉があります。
「和菓子とは 我が師にありて 我が子なり」
この思いを受け継ぐために、私の名刺には「わが師 わが志 和菓子」の言葉を入れています。
大志(第四)高校で培った精神を今後も活かしていきたいと思います。